子どものための遺書の書き方
1.表題の明記
「遺書」
ひらがなで書くと、「いしよさんへのメッセージ」と取られかねないので注意。
2.事実の列挙
-現在の心理状況と自殺の意思
-自殺にいたる原因
-いじめてきた人たちの名前
⇒誤記のないように。誤記があると「いじめたとされる○○君は当校には在席していない」となるので注意。
-いじめられた日時、場所、内容(具体的に)
-いじめの痕跡
あざ、落書きなど証拠写真もあるといい
ボイスレコーダーで音声証拠も取ってあると尚いい
-遺書にはコピーがあることの明記(もみ消されないために!)
-自分の名前、記載日時
3.遺書配布先候補の調査
-いじめてきた人たちの住所、電話番号
-いじめてきた人たちの親の勤め先
-校長、教頭、担任の住所、氏名、電話番号
-地元の教育委員会の所在
-各種マスメディアの所在(テレビ、新聞、ラジオ他)
4.遺書の活用法
-学校の先生へ送付
-学校の校長へ送付
-文部科学省科学省へ送付
いじめ相談窓口
-地元の教育委員会へ送付
-地元の新聞社に投書
-いじめてきた人たちの家へ送付
-いじめてきた人たちの近所のポストへ投函
-いじめてきた人たちの親の会社へ送付
-各種マスメディアへ投書
-探偵ファイルへ送付
5.考え方
-死ぬ前にやれるだけのことはやっておく
-やるからには徹底的に。手を抜くな。面倒がるな。
-自分の力で対抗できないなら、大人や社会の力を借りるべし。
-しかし受身では大人は動かない。大人を動かせ。 (動かざるを得ない状況を作り出せ)
-自分の命を人質にしても効果は薄い。遺書を送った相手の社会的地位を人質に取れるようにしろ。
-やるからには本気でやれ。必ず後には何かが残る。
-まずは遺書を書け。出来る限り具体的に。
-そして後は活用するだけという状況にしておけ。
そして、できたら、思いとどまってください。
-万一うまくいけば、次の展開がある!
いじめの終結、転校、謝罪、賠償 etc
-逃げ道はいくらでもある。しかし逃げ道は逃げたいときにこそ見えないものだということを覚えておいてもらいたい。
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死ぬ気になってがんばるのは、死ぬより辛い。
そんなの、よくわかってる。
死ぬ気になれとか、がんばれとか、言わない。
でも、簡単にやれることがそこにある。
遺書から始まる命もあると思って。
現に、ここにも、ひとり。
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参考:いとう耐「週刊いとうタイムズ(子どものための遺書の書き方)」、TBN(2/20)
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