葉巻を吸うまでの楽しみ
思い出したように更新してみる。
世界パイプスモーキング選手権大会のお手伝いとかしてたら、葉巻やパイプについて改めてしっかりと向き合いたくなっちゃって。
で、まずは葉巻の話。
と言っても、葉巻に火をつけて、豊かな煙を口腔内に満たしてムフーモファー。
・・・に至るまでのプロセスを、ちゃんと楽しんでますか?というお話。
まず、もちろん何の葉巻を吸うか、何の飲み物をマリアージュさせるか。
それって大事ですが、その話はおいておいて。
今したいのは、道具の話です。
その葉巻、何でどうやってカットしますか?
シザーかギロチンカッターでフラットカット。
大半の方がそうかと思います。
でもでもほかにも、カットの方法はありますよ。
パンチカッターで丸く穴をあける。
ナイフやギロチンVカッターでVカットする。
気分やビトラ、リングゲージに合わせていろんな選択肢があるんです。
お気に入りのナイフ作家さんのナイフで、葉巻をVカットする。
ちょっとドキドキしませんか??
あれ、手元にシザーがないや、ってんでカッターナイフでフラットカット。
なんか上級者になった気分がしませんか??
コロンボにあこがれて、吸い口をかみ切るってのも、まぁ一度はやってみてもいいと思いますが、吸い口がビトビトのボロボロになって吸うたびに葉が口の中に入るのであまりいい気はしませんね。
犬歯でがりっとVカット!ってのは、聞いたことはありますがまだ試したことは無いです。
そういえば、ピッグテイルをひねりちぎって吸う、ってのはどうもお行儀のいい吸い方ではないそうで。
さて、お次は着火です。
100円ライターも悪くないですが、まだまだ選択肢はありますよ。
ターボライターでしっかりをフットを炭化させると、一口目から最高の味わいが待っています。
ダンヒルやデュポン、カルティエなどの高級ライター。
古いものだとオイルタイプがありますが、ほとんどがガスライターと思います。
手のひらに金属特有の重みを感じながら蓋を開け、着火。着火することそのものを愛おしい儀式のように感じることができます。
ZIPPOやイムコなどのオイルライターだとオイル独特の香りがしますね。好きな人にはたまらない。
プレミアムシガーにはあまりお勧めしませんが、ドライシガーやシガリロには悪くないと思います。
マッチを擦った時の燐の香りは郷愁をかき立てられますね。
軸に炎が移った時に、木の燃える香りも安らぎます。
シダ―片に炎を移して葉巻のフットを回しながら炙ると、さらに芳醇な香りが漂うのでお勧めです。
キャンプで葉巻に火をつけるときは、炭や薪火から拝借するのも気分が出ますね。
ドライブ中ならシガーライターをシガーソケットに押し込んで、葉巻に押し付けるのもワイルドな感じ。
やめた方がいいのは、ロウソクからのもらい火ですね。あれはいけません。
ロウの匂いが葉巻を台無しにします。
なんにしてもね。
カットも着火も、色々試してみればいいんです。
選択肢を持っておくこと。
楽しく悩むこと。
そうすれば、葉巻を吸うまでの時間すら、たっぷりと楽しめるじゃないですか。
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