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2005.01.18

ひとこと:ゴーログの今後についての考察

君主制は独裁制になりやすい。
貴族制は寡頭制になりやすい。
民主制は衆愚制になりやすい。

ポリビウス(歴史家)

ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、「政体循環論」というものです。
君主制⇒独裁制⇒貴族制⇒寡頭制⇒民主制⇒衆愚制⇒君主制⇒・・・(太字は腐敗形態を示す)と政体は循環していく、という理論です。
人はともすれば「楽なほう」「おいしいほう」に流れてしまいがちです。
史実を知り、自分を戒めるのもたまには必要かな、と思っています。

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ところで最近ちょっぴり話題になっている、「週刊!木村剛」の検事とか弁護士とか、ネガティブバトルとかポジティブコミニュケーションとか、トラックバックを消すとか消さないとかの話題です。
シンプルにまとめてみたいと思いますが案の定長くなりましたので、お付き合いいただける方のみ、どうぞ☆
今日は画像満載だぞ!

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1.前提(ゴーログより引用
<「週刊!木村剛」を核としたブログ・コミュニティにおける最低限のディスカッション・マナー>
(1)自分と異なる意見を排除せず、建設的な批判であれば受け容れる度量をもつこと
(2)批判する場合は、説得的な論拠を示すほか、代替案を示すなど建設的に行うこと
(3)意見と人格を同一視することなく、いつ如何なる場合も人格攻撃を行わないこと

2.状況
・「週刊!木村剛」においては、「ブログ=コミュニティ」というスタンスに立って、出来る限り「弁護士の視点」でブログを続けていきたい
・今後は、歪んだ「検事の視点」からコミュニティを荒らしにこられる方々のトラックバックについては原則として削除する方針

3.用語の確認
「弁護士の視点」どんなわずかなことでも良い点を見出そうとする視点
「検事の視点」:物事を批判的に見ようとする視点(Fireside Chatsさんの補足:「検事の視点」の背後にあるのが健全なる批判精神である限り、しっかり受け止めるべき)


4.前提との矛盾
(1)弁護士の視点を強調
前提(1)と矛盾?:検事の視点=批判は一切だめ、と見えるが?

(2)歪んだ「検事の視点」という語句の意味が曖昧
⇒前提(2)と矛盾:「歪んだ検事の視点」と言われてしまっては、言葉の持つネガティブな響きにより到底肯定することはできないが、何を持って木村氏は「歪んだ検事の視点」と定義付けているか、という実例、論拠が示されておらず、論理的というよりも感情的、直感的である。
また、説得的ではなく、代替案も示されておらず「トラックバックの削除」という「対処」のみがクローズアップされている。

5.考察
(1)江崎の仮説
非建設的-建設的
批判的-擁護的
のそれぞれについて3*3のマトリクスにまとめた「トラックバックタイプ分布図」
bunpu

(2)江崎の考えていた「ネガティブバトルとポジティブコミニュケーション」
negapoji

(3)2005.1.14のゴーログからみる「弁護士の視点」と「検事の視点」
bengosi

(4)「ネガティブバトル」の定義は変わったのか
 (4)-a)あくまで前提(2)、(3)に則っていないものをネガティブと定義。5.(1)における「論客」は歓迎。
 (4)-b)前提は建前。木村氏のBlogだから、木村氏がネガティブ(=不愉快)だと思えばネガティブ。5.(1)における「論客」は原則却下。

江崎は、現状のゴーログは(4)-b)になってしまったのではないか、と感じている。
BLOG of the Weekに対する各位の反論を始め、正鵠を得ている反論、批判に対してなんら真摯な対応、回答をしていないように思えるためである。
たとえばこのエントリー
前提(2)に基づく、事実ベースの回答がされていない(推察される、との文言のみ)上、説明に関する責任やルールの制度化を、意見を述べたMcDMaster氏にすり替えている感も否めない。

(5)ゴーログのこれまでとこれから
まず、この図を見ていただきたい。
ご存知の方もいらっしゃるとは思うが、ガートナージャパン社による流行の推移を示した「ハイプ曲線」というもの。
図中、赤い星で示した部分が江崎の考える「ゴーログの現状」です。
haipu

ゴーログは今、「第二の波」に乗るか、「安定期」に向かうか、「一発屋」で終わるか、の岐路に立たされていると考えています。


(6)ゴーログは今後、どうすればよいのか(江崎の仮説)
 (6)-a)一層盛り上げたい
 (6)-b)とりあえず現状維持
 (6)-c)(木村氏が)居心地のよいコミュニティでありたい
 (6)-d)伝説となったまま幕を引きたい

(6)-a)一層盛り上げたい
⇒仮説:「第二の波」がくる
「論客」(5.(1)右下、批判的でありながら建設的な意見を述べる人)への腰をすえた対応が必須。トラックバックの削除は行わないか、基準を明確にしておくことが必須。でないと、活発な意見交換はおろか有用な情報を持つトラックバックすら来なくなることは自明の理だと思われます。
耳に痛い意見をどれだけ受け入れ、時に対峙し、真正面からぶつかり合うかが肝要だと考えます。

一方で、月刊誌Vol4やラジオなど多角的にメディアへ打って出て、ブログメディア、ブログコミュニティとしての地位を確固たるものにするという方向性です。
しかし、木村さんはただでさえ時間が取れない上、年金問題のように話題性のあるネタならともかく、その他の内容に対しての(建設的な)批判にはいちいち対応しきれないと考えられるため、現実解ではないと考えます。

(6)-b)とりあえず現状維持
⇒仮説:「安定期」に向かう
必要以上に波風が立つような「ツッコマビリティ」を押さえ込むことができれば可能。
守りに入りつつ、要所要所で「木村節」を炸裂させるスタイルでOK。
最も現実解。
ただし、ラジオなどのイベントぶち上げ・コンテンツ多角化等、メインコンテンツである木村氏の”濃度”を薄くする形になるためお勧めできません。
現状維持を図るのであればラジオ企画はひとまず休止することをお勧めいたします。
木村氏の状況が落ち着き、ゴーログに本格復帰となったときの目玉企画として暖めておいたほうがよいのでは?


(6)-c)(木村氏が)居心地のよいコミュニティでありたい
⇒仮説:「一発屋」の道を歩む
批判、反論は不要と名言。荒らしは削除、気に入らないトラックバックも削除。
そうすれば簡単に「居心地のいいコミュニティ」ができます。
数少ない「まっとうな論客」もいなくなりますが、痛いところをつかれずにすむので心の平穏は保てます。
ただ、乏しい経験から言って、ぬるま湯コミュニティは2年持たないです。
個人的にはとってもらいたくない方向性です。

(6)-d)伝説となったまま幕を引きたい
2005.02.05でゴーログは一周年を迎えます。
木村氏の状況が激変し、多忙を極めているのは周知の事実。
一方で、他の編集者の介入をはかるなどテコ入れされているようですが、「それは僕らが期待しているゴーログじゃない」と言う声もちらほら聞こえています。
そこで、一周年を契機にBlogを閉じる、という手もあるのではないかと考えます。
もちろん、これも個人的にとってもらいたくない方向性ですが。

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というけで、無い知恵絞って「建設的」かつ「中立な」視点を保つよう努力しつつ考察してみました。
結局のところ、木村さんがいてなんぼなんですよねー。

あと、BLOG of the Week。
木村さんが賛成派の意見のみを「ポジティブな意見」としてクローズアップしちゃうから「恣意的だ!」って文句言われてしまうのであって、やりようによってはもうちょっと波風立てずにやる方法も模索できると思うのですよ。
例えば感想や意見、情報の追加など、ゴーログに転載することで生まれる付加価値をつけるとか。

ただ、ここで一度、「週刊!木村剛」の運営目標やコア・コンピタンス(他者に絶対に負けない部分)を洗いなおしておく必要があるかもしれませんね。
そうすれば、BLOG of the Weekをはじめとする各種企画の今後の方向性が見えてくるのではないかと思うのです。
何のためにBlogスターを輩出しようと奮闘されているのか。
そのためにとっている方法はなんなのか。それでよいのか等。

とりあえずはゴーログの今後を考えるにあたって何かできないかと思って考察してみました。
でも、最後に言いたいことは。。

みんなー、喧嘩せずに楽しくやろうよー!
意見がすれ違ったのなら話し合おうよー。
無駄だよ!なんていわずに、話し合おうよー。まともな議論しようよー。
ってなことでございます。

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1月4日の「週刊!木村剛」をどうすべきか?のエントリーに(時期遅れの)トラックバックします。 >「BLOG of the Week」については、皆さんのご要望... [続きを読む]

受信: 2005.01.18 22:22

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「週刊!木村剛」のきょうのエントリ、相変わらずの全文引用である。 そもそも、ドンキの火災で従業員の尊い命が失われたこと、そしてそれが悪質な放火によるものである... [続きを読む]

受信: 2005.01.19 20:08

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